《萎縮の凝視/Withering Gaze》(GP横浜二日目)
2013年3月7日 TCG全般 コメント (3) 前日なんとかかんとか二日目へと駒を進め、家に帰り着いたのが夜中の一時過ぎ。
ヘッドジャッジより「明日シールドの10回戦11回戦やるから8時集合」と言われ、実家からパシフィコ横浜への道のりを考えると、日曜は5時半起きです。急いでベッドに入り、泥のように眠りました。
そして翌朝。惜しくも初日落ちした友人は「なんか10時頃行くわ~」と気だるげに言うので一人寂しく会場へ。少し早く到着し、ゆっくりと朝食を摂っていると、カートを引くosaさんの姿を発見しました。なんでもレガシー選手権に出場するとか。知り合いと話すことで少し緊張も緩和され、「今絶対にノッてますから、行けますよ!」と励ましの言葉をいただきました。
TOP8に残るには恐らく負けは許されないので流石に厳しいけれど、マネーフィニッシュ目指して取り敢えず目の前のシールド2戦を死ぬ気で取ってやる!と息巻いて席につきました。
◆10 H.Yさん
鞄から昨日から何度も繰り返してきた動作を行い、準備は万端。後はなるようになるだけ!と未だいらっしゃらない相手の席を睨みつけていると、ヘッドジャッジから「では始めて下さい(英語」の声。……相手、来てないんですけど。
やたらと仲良く戦うお隣さんにその旨伝えると、「ジャッジ呼んだほうがいいですよ」と言われ、GP横浜初のジャッジコール。「取り敢えず、遅刻で1ゲームあなたの勝ちです。10分経っても相手が来なかったらこのマッチはあなたの勝利です」と告げられる。いや~、朝早いしね!遅刻もしかたがないね!と棚ぼたに喜んで一人回しなんかしながら待っていたのですが、待てど暮らせど相手が来ない。一昨日からお世話になっている黒人のジャッジが時計を見て、「あなたの勝利です」と一言。不完全燃焼。
◆11 I.Fさん ボロスt緑 ○○
11-1:気合を入れた割になんの努力もせずに勝ってしまい、ふらふらとレガシー選手権待ちのosaさんとtunoさんの所へ行き、デッキを見てもらう。サイドのアドバイスを頂き、今度こそとテーブルに付きました。挨拶を済まし、相手の1マリガンでスタート。こちらは比較的ハンドに恵まれ、軽量クリーチャーを並べつつ除去を撃つオルゾフの綺麗な展開。しかし、除去がちょうど付きた頃に現れる、《ボロスの反抗者》と《瓦礫帯の略奪者》(FOIL)。どちらも
超の付く強力クリーチャーですが、取り敢えず、《霊気化》でハンドにお帰り願う。その間に出した《欄干のスパイ》で相手のデッキをめくると丁度落ちたのが《オレリアの憤怒》。……レア、強すぎじゃない? そして追加される《盲従》にかんべんして欲しい気持ちでなんとか押し込み取り敢えず1本。
11-2:1本め取りはしたものの、これでもかと強力なレアを見せつけられ、げんなり。しかも向こうの先手ということもあり、責め立てられる……のかとおもいきや、そんなに早くない。こちらはこの色にしては珍しくちまちまと早めに削る形なので、丁寧に除去しつつ最後は《ダスクマントルの予見者》で押し切りました。お話を伺うと、確かにレアは強力だったものの、ボロスの優良コモンが少なかったとのこと。シールドって難しいな、といろいろなデッキと闘って改めて思いました。
さて、これにて長かったシールド戦は終了し、ドラフトへ。幸運も重なりかなりオポも勝ち点も高かったため、上位の卓へと案内される。紙でのドラフト経験が圧倒的に少ない自分としては緊張の極み。しかも競技レベルが「プロ」とあっては何かやらかすんじゃないかと勝手にドキドキしておりました。周りの人と軽く話して緊張を和らげようと試みたその時、空いていた斜め前に座るプレイヤーが一人。2012年プレイヤーオブザイヤー、構築、リミテッド共に隙がなく、公式コラムに「リミテッドのススメ」を起稿する、渡辺雄也プロでした。
マジック復帰後はリミテッドばかりで遊んでいた自分はこのコラムで勉強していたということもあり、心持ちとしてはもう先生といっても過言ではない相手に完全に萎縮してしまいました。
そうは言ってもドラフトは待ってはくれません。一応このためにMOで練習を何回か行い、ある程度は経験もあります。ファーストピック《ゴーア族の暴行者》からグルールかシミックか、はたまたボロスかと考えていると、流れてくるわシミックの優良カード達。なんだか組まされている気もしないではないですが、素直に従いシミックのカードをかき集めました。
そして出来たのは、個人的はあのポッドの中でよくやったと言えるシミック。軽量進化持ちとフィニッシャーにぜガーナもあり、上手く行けばなんとかなるかも……と淡い期待を抱きました。
◆12 K.Jさん オルゾフ ××
12-1:想像以上の完成度のデッキが出来、完全に浮き足立つ。しかし、自分は忘れていました。これまでの人生において、調子に乗って上手く言った試しはないということを。比較的ゆっくりとした立ち上がりの相手を前にしながら何を焦ったのかミスを連発。押していたはずなのに簡単にひっくり返されあっさりと落としてしまいました。
12-2:これまで緊張が助けたのか自分にしては珍しく殆どプレイミスをせずにここまで来たのに、ここに来て一気に崩れたのか、痛恨のダブマリ。しかも、ドローも振るわず相手のライフが回復し続けるのを見ているだけとなりました。
相手の方は韓国の方だったのですが、試合後に「君のデッキはとてもいいシミックだったね」と英語で褒められ、少し心の平静を取り戻す。拙い英語で「たぶんあの卓でシミックは自分だけだったからですね」というと、「間違いないよ、頑張ってね」と爽やかに握手。ホロリとしました。
◆13 K.Kさん ボロス ×○×
13-1:少し自信を取り戻し、今度はボロスとの戦い。相手は《ボロスの反抗者》や《ボロスの魔除け》など、どこにそんなのあったのと聞きたくなるような強いボロス。火力が違い、押し込まれました。
13-2:お互いにノーマリガンでのスタート。しかし、相手はキープをミスしたのか盛大な事故。一回もライフを減らされること無く押し切りました。
13-3:お互いに1マリガンでスタート。こちらは順調に殴り始め、比較的押しており、いけるかな……と思ったところからの《ザル=ターの豚》勇血+《ボロスの魔除け》の二段攻撃。一瞬でライフが無くなりました。
◆14 K.Yさん ナヤ ××
14-1:あっさりと2敗し、気負っていたものが落ちる。後は楽しもうと席につくと、相手も似たような心境だったのか和やかに始まる。……が、試合は別。勇血と二段攻撃はイカンよ……。
14-2:一体何枚の《ボロスの魔除け》をこの二日間見なければならないのか、とうんざりしながら始める。序盤は比較的押せ押せだったものの、何故か島を引かず緑単デッキの様相を呈す。流石にそうなるといくら押していても無理が生じ、逆転負け。
ということで、かなり自信のあったシミックだったのに3連敗。これはもしかしたら組まされたのかな……怖いわ、プロ。と邪推。どの道これでマネーフィニッシュは無くなったけれど、どうせならやり切ろう、と次のドラフトも出ることに。
卓に着き、7人でのドラフトが始まる。断固シミックだけは組まない!という心持ちで初めるも、これまでに経験したことがない謎のカード周り。回ってくるカードに毎回別ギルドの強力カードが並ぶ。周りが何をやっているのかさっぱりわからない。取り敢えず赤いカードが多そうだったので、グルールを中心に集めるも、何故か3パック目から急にボロスの優良コモンが大量に流れてくる。もうこうなりゃかき集めてやろう、と3パック目にしてボロスに転換し、かき集め始めると来るわ来るわ優良カード。気がつくと、グルールタッチ白のつもりがボロスタッチ緑になっていました。
◆15 T.Aさん 4色 ○×○
15-1:相手1マリガンで始まる。こちらがどんどんとクリーチャーを展開する間、相手はどんどんど各ギルドのギルド門を置くという謎の展開。殆ど相手のカードを見ず勝利。
15-2:サイドチェンジをしながら「さっきのドラフトは一体何だったのか」という話題で盛り上がる。MOでかなりドラフトをやっているとのお話だったのですが、あんなのは経験にないと参った様子でした。しかし、そこは経験の違い。こちらが色が出ずもたついている間にかき集めた各色の優良カードが並び、押しつぶされました。
15-3:先攻をいただき、再び大隊目指してクリーチャーを展開。一戦目と同じく門をおくい相手方の「土地しか引かない」というボヤキの通り、一方的に押し切りました。
◆16 M.Sさん オルゾフt赤 ××
16-1:てっきり皆酷いドラフトなのかとおもいきや、しっかりと色を決め打ちして作っている人もいました。お手本のようなオルゾフに虎の子の《火花の強兵》で必死の抵抗を見せるも無駄でした。
16-2:押せ押せで展開し、のこり数点のところまで押しこむ。しかし、そこに現れたのは《軍勢の集結》。ヤバイということは判っていたのですが、無駄に殴って大隊をくずしてしまては元の子もない。状況を打開できる《誘導稲妻》か《グルールの魔除け》を探して必死にドローを重ねるも、現れず。気がつくと23あったライフを怒涛のトークンに一瞬で消し炭にされました。
◆17 H.Mさん シミックt赤
17-1:泣いても笑っても、これが本当のラスト。気合を入れて望みます。相手はシミックに勇血を足した形の、ちょっとしたデジャヴを覚えるデッキ。進化を誘発させて大きくさせてはいけないことは判っていたので、少しずつ除去して大隊で押し切りました。 ○
17-2:ここにきて、キープをミスし何も出来ない。巨大化したクリーチャー達に押しつぶされる。 ×
17-3:相手1マリガンからのスタートお互いにクリーチャーを出し、大隊vs進化のギルドを活かした闘いを行う。1体失い、2体になった軍勢に、何故か毎回手札にある《火花の強兵》。ライフゲインのみならず大隊を誘発させるという大仕事をこなし、一気に押し切りました。 ○
というわけで、自分の初GPの結果は11-6-0(内4回不戦勝)という結果になりました。正直横浜に向かう前は2日目に残るだなんて、とうてい無理だろうなと弱気に思っていたのですが、頑張ってみるものです。運の要素も大いに働いたのは自他共に認める所ではありますが、自分を自分で褒めてあげたい心境になりました。
ここ数年とんと忘れていた清々しい気分で横浜を去るとともに、「次のグランプリも出たいな~、無理かな~」などと早くもグランプリの魅力に取り憑かれつつあります。
最後に、応援してくださった皆さん、本当にありがとうございました。知り合いがいるって、本当に支えになるんですね。たぶんぼっちだったらこんな結果は残せていないと確信を持って言えます。ありがとうございました。
それでは。
ヘッドジャッジより「明日シールドの10回戦11回戦やるから8時集合」と言われ、実家からパシフィコ横浜への道のりを考えると、日曜は5時半起きです。急いでベッドに入り、泥のように眠りました。
そして翌朝。惜しくも初日落ちした友人は「なんか10時頃行くわ~」と気だるげに言うので一人寂しく会場へ。少し早く到着し、ゆっくりと朝食を摂っていると、カートを引くosaさんの姿を発見しました。なんでもレガシー選手権に出場するとか。知り合いと話すことで少し緊張も緩和され、「今絶対にノッてますから、行けますよ!」と励ましの言葉をいただきました。
TOP8に残るには恐らく負けは許されないので流石に厳しいけれど、マネーフィニッシュ目指して取り敢えず目の前のシールド2戦を死ぬ気で取ってやる!と息巻いて席につきました。
◆10 H.Yさん
鞄から昨日から何度も繰り返してきた動作を行い、準備は万端。後はなるようになるだけ!と未だいらっしゃらない相手の席を睨みつけていると、ヘッドジャッジから「では始めて下さい(英語」の声。……相手、来てないんですけど。
やたらと仲良く戦うお隣さんにその旨伝えると、「ジャッジ呼んだほうがいいですよ」と言われ、GP横浜初のジャッジコール。「取り敢えず、遅刻で1ゲームあなたの勝ちです。10分経っても相手が来なかったらこのマッチはあなたの勝利です」と告げられる。いや~、朝早いしね!遅刻もしかたがないね!と棚ぼたに喜んで一人回しなんかしながら待っていたのですが、待てど暮らせど相手が来ない。一昨日からお世話になっている黒人のジャッジが時計を見て、「あなたの勝利です」と一言。不完全燃焼。
◆11 I.Fさん ボロスt緑 ○○
11-1:気合を入れた割になんの努力もせずに勝ってしまい、ふらふらとレガシー選手権待ちのosaさんとtunoさんの所へ行き、デッキを見てもらう。サイドのアドバイスを頂き、今度こそとテーブルに付きました。挨拶を済まし、相手の1マリガンでスタート。こちらは比較的ハンドに恵まれ、軽量クリーチャーを並べつつ除去を撃つオルゾフの綺麗な展開。しかし、除去がちょうど付きた頃に現れる、《ボロスの反抗者》と《瓦礫帯の略奪者》(FOIL)。どちらも
超の付く強力クリーチャーですが、取り敢えず、《霊気化》でハンドにお帰り願う。その間に出した《欄干のスパイ》で相手のデッキをめくると丁度落ちたのが《オレリアの憤怒》。……レア、強すぎじゃない? そして追加される《盲従》にかんべんして欲しい気持ちでなんとか押し込み取り敢えず1本。
11-2:1本め取りはしたものの、これでもかと強力なレアを見せつけられ、げんなり。しかも向こうの先手ということもあり、責め立てられる……のかとおもいきや、そんなに早くない。こちらはこの色にしては珍しくちまちまと早めに削る形なので、丁寧に除去しつつ最後は《ダスクマントルの予見者》で押し切りました。お話を伺うと、確かにレアは強力だったものの、ボロスの優良コモンが少なかったとのこと。シールドって難しいな、といろいろなデッキと闘って改めて思いました。
さて、これにて長かったシールド戦は終了し、ドラフトへ。幸運も重なりかなりオポも勝ち点も高かったため、上位の卓へと案内される。紙でのドラフト経験が圧倒的に少ない自分としては緊張の極み。しかも競技レベルが「プロ」とあっては何かやらかすんじゃないかと勝手にドキドキしておりました。周りの人と軽く話して緊張を和らげようと試みたその時、空いていた斜め前に座るプレイヤーが一人。2012年プレイヤーオブザイヤー、構築、リミテッド共に隙がなく、公式コラムに「リミテッドのススメ」を起稿する、渡辺雄也プロでした。
マジック復帰後はリミテッドばかりで遊んでいた自分はこのコラムで勉強していたということもあり、心持ちとしてはもう先生といっても過言ではない相手に完全に萎縮してしまいました。
そうは言ってもドラフトは待ってはくれません。一応このためにMOで練習を何回か行い、ある程度は経験もあります。ファーストピック《ゴーア族の暴行者》からグルールかシミックか、はたまたボロスかと考えていると、流れてくるわシミックの優良カード達。なんだか組まされている気もしないではないですが、素直に従いシミックのカードをかき集めました。
そして出来たのは、個人的はあのポッドの中でよくやったと言えるシミック。軽量進化持ちとフィニッシャーにぜガーナもあり、上手く行けばなんとかなるかも……と淡い期待を抱きました。
◆12 K.Jさん オルゾフ ××
12-1:想像以上の完成度のデッキが出来、完全に浮き足立つ。しかし、自分は忘れていました。これまでの人生において、調子に乗って上手く言った試しはないということを。比較的ゆっくりとした立ち上がりの相手を前にしながら何を焦ったのかミスを連発。押していたはずなのに簡単にひっくり返されあっさりと落としてしまいました。
12-2:これまで緊張が助けたのか自分にしては珍しく殆どプレイミスをせずにここまで来たのに、ここに来て一気に崩れたのか、痛恨のダブマリ。しかも、ドローも振るわず相手のライフが回復し続けるのを見ているだけとなりました。
相手の方は韓国の方だったのですが、試合後に「君のデッキはとてもいいシミックだったね」と英語で褒められ、少し心の平静を取り戻す。拙い英語で「たぶんあの卓でシミックは自分だけだったからですね」というと、「間違いないよ、頑張ってね」と爽やかに握手。ホロリとしました。
◆13 K.Kさん ボロス ×○×
13-1:少し自信を取り戻し、今度はボロスとの戦い。相手は《ボロスの反抗者》や《ボロスの魔除け》など、どこにそんなのあったのと聞きたくなるような強いボロス。火力が違い、押し込まれました。
13-2:お互いにノーマリガンでのスタート。しかし、相手はキープをミスしたのか盛大な事故。一回もライフを減らされること無く押し切りました。
13-3:お互いに1マリガンでスタート。こちらは順調に殴り始め、比較的押しており、いけるかな……と思ったところからの《ザル=ターの豚》勇血+《ボロスの魔除け》の二段攻撃。一瞬でライフが無くなりました。
◆14 K.Yさん ナヤ ××
14-1:あっさりと2敗し、気負っていたものが落ちる。後は楽しもうと席につくと、相手も似たような心境だったのか和やかに始まる。……が、試合は別。勇血と二段攻撃はイカンよ……。
14-2:一体何枚の《ボロスの魔除け》をこの二日間見なければならないのか、とうんざりしながら始める。序盤は比較的押せ押せだったものの、何故か島を引かず緑単デッキの様相を呈す。流石にそうなるといくら押していても無理が生じ、逆転負け。
ということで、かなり自信のあったシミックだったのに3連敗。これはもしかしたら組まされたのかな……怖いわ、プロ。と邪推。どの道これでマネーフィニッシュは無くなったけれど、どうせならやり切ろう、と次のドラフトも出ることに。
卓に着き、7人でのドラフトが始まる。断固シミックだけは組まない!という心持ちで初めるも、これまでに経験したことがない謎のカード周り。回ってくるカードに毎回別ギルドの強力カードが並ぶ。周りが何をやっているのかさっぱりわからない。取り敢えず赤いカードが多そうだったので、グルールを中心に集めるも、何故か3パック目から急にボロスの優良コモンが大量に流れてくる。もうこうなりゃかき集めてやろう、と3パック目にしてボロスに転換し、かき集め始めると来るわ来るわ優良カード。気がつくと、グルールタッチ白のつもりがボロスタッチ緑になっていました。
◆15 T.Aさん 4色 ○×○
15-1:相手1マリガンで始まる。こちらがどんどんとクリーチャーを展開する間、相手はどんどんど各ギルドのギルド門を置くという謎の展開。殆ど相手のカードを見ず勝利。
15-2:サイドチェンジをしながら「さっきのドラフトは一体何だったのか」という話題で盛り上がる。MOでかなりドラフトをやっているとのお話だったのですが、あんなのは経験にないと参った様子でした。しかし、そこは経験の違い。こちらが色が出ずもたついている間にかき集めた各色の優良カードが並び、押しつぶされました。
15-3:先攻をいただき、再び大隊目指してクリーチャーを展開。一戦目と同じく門をおくい相手方の「土地しか引かない」というボヤキの通り、一方的に押し切りました。
◆16 M.Sさん オルゾフt赤 ××
16-1:てっきり皆酷いドラフトなのかとおもいきや、しっかりと色を決め打ちして作っている人もいました。お手本のようなオルゾフに虎の子の《火花の強兵》で必死の抵抗を見せるも無駄でした。
16-2:押せ押せで展開し、のこり数点のところまで押しこむ。しかし、そこに現れたのは《軍勢の集結》。ヤバイということは判っていたのですが、無駄に殴って大隊をくずしてしまては元の子もない。状況を打開できる《誘導稲妻》か《グルールの魔除け》を探して必死にドローを重ねるも、現れず。気がつくと23あったライフを怒涛のトークンに一瞬で消し炭にされました。
◆17 H.Mさん シミックt赤
17-1:泣いても笑っても、これが本当のラスト。気合を入れて望みます。相手はシミックに勇血を足した形の、ちょっとしたデジャヴを覚えるデッキ。進化を誘発させて大きくさせてはいけないことは判っていたので、少しずつ除去して大隊で押し切りました。 ○
17-2:ここにきて、キープをミスし何も出来ない。巨大化したクリーチャー達に押しつぶされる。 ×
17-3:相手1マリガンからのスタートお互いにクリーチャーを出し、大隊vs進化のギルドを活かした闘いを行う。1体失い、2体になった軍勢に、何故か毎回手札にある《火花の強兵》。ライフゲインのみならず大隊を誘発させるという大仕事をこなし、一気に押し切りました。 ○
というわけで、自分の初GPの結果は11-6-0(内4回不戦勝)という結果になりました。正直横浜に向かう前は2日目に残るだなんて、とうてい無理だろうなと弱気に思っていたのですが、頑張ってみるものです。運の要素も大いに働いたのは自他共に認める所ではありますが、自分を自分で褒めてあげたい心境になりました。
ここ数年とんと忘れていた清々しい気分で横浜を去るとともに、「次のグランプリも出たいな~、無理かな~」などと早くもグランプリの魅力に取り憑かれつつあります。
最後に、応援してくださった皆さん、本当にありがとうございました。知り合いがいるって、本当に支えになるんですね。たぶんぼっちだったらこんな結果は残せていないと確信を持って言えます。ありがとうございました。
それでは。
コメント
2日目進出とは純粋にすごいですね~
>ひ
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羨ましいっす!
お疲れ様でした。
ありがとうございます。ビギナーズ・ラックですね。>ひについてもありがとうございます。
>KZHTさん
お疲れ様でした。
知り合いがいてくれて心強かったです。